落ち穂ひろいmini★ viejoven
viejoven 年不相応
夏の繁忙期の合間を活用してスペイン語の造語力の素晴らしさを示す一例を拾っておきます。viejo + joven の組み合わせであることは明白ですね。次の場面では、「年寄じみた (ババ臭い)」になりますが、状況によっては「若作り」という意味もありのようです。「年相応」の服装や言動とは言い難い人を指して使われる言葉であることは間違いないでしょう。辞書には載っていないところをみると、一過性の流行語ように薄命な語になるのかもしれません。このように言葉遊びは万国共通のようですが、以前 follamigo という語を取り上げたことがありますね。
ところで、昨日までアテンドをしていたゲストの中に隙さえあえれば煙草を吸いたいという方がいて、ランチ終了後に他の団体のゲストとなかよく談笑なさっていたので、fumamiga ですかと、尋ねたところ「初めて聞く言葉だよ」と切り返されました。私の言わんとしているところは理解いただけたと思うのですが、スペイン人は誰とでもすぐに話をし始めるので、私の方から促さないとなかなか出発できないという状況にもなるため、「早く切り上げ行きましょう!」と言いたいところを、こんなお道化で言葉を和らげようとしている苦労を察していただけたらな、と思いながらガイディングをしています。
おっと、また脱線! それでは、今回の用例です。
– Tía, esta noche, con estilo y elegancia, volvemos en ambulancia.
– No. Yo estoy muy desentrenada. Ni de coña.
– Pato, hablas como si tuvieses 50 años.
– Pues casi. Tengo un niño y mucho curro.
– (TOSE) Viejoven.
– ¿Qué has dicho?
– Viejoven. Viejoven.
– ¿Qué has dicho? ¡No, no, no! Desi, dos chupitos. Aquí.
– Voy.
– Esa es mi chica.
– “4 ESTRELLAS” T3-E224 (40:53)