Mi personalidad es quien yo soy, mi actitud depende de quien seas tú.
コロナの影響でインバウンドのゲストが皆無になったときにアルバイトとして選択したのが警備です。
通常のバイトと異なり自分自身の都合の良い日を選んで自由に予定が組めるというのが最大のメリットだったことが第一点。学生時代に救急指定のあるクリニックで夜間の電話番のアルバイトを2年近くさせていただいた経験があったことが第二点。厳格に言えばこのアルバイトは警備業務とは言えませんが、救急隊からの受け入れ要請等の電話を当直の看護師さんにお伝えするという単純作業でした。勿論、専用の当直室があって好きなときに床に就くこともできましたので、大部のMaría Moliner 2巻を持ち込んで成句等をルーズリーフに書き抜いたり、本を読んだりして過ごすことができました。
当直日の夕食と翌朝の朝食も入院患者さんのものとは別に用意していただいたうえに、ほとんどの時間を自由に活用できました。貧乏学生にとっては、とてもラッキーなアルバイトです。日記が残っていないので実際の勤務日数やバイト代の正確な記録をお示しできないのが残念です。このクリニックの院長先生だったか奥様が私と同じ新潟生まれだったこともあり、今でもこの時のご恩は忘れることはできません。
そんな経験があったことから警備に対する違和感はなかったですし、たまたま新潟に本社のある警備会社だという理由だけで2年以上お世話になっています。大手であれば個人の自由がどれほど効くのかわかりませんが、少なくとも私がお世話になっている警備会社(東京事務所)はアットホームな雰囲気さえ感じられるほど小規模な職場だったことが幸いしたのか、Hay SP y SP. とはいえ、あまりにいい加減なSP(この業界では警備員のことをSPと呼びます。世間一般では警備員さん、あるいはガードマンさんですね)は自然と淘汰されていきますし、出入りもかなり激しいようなので、人間関係に悩まされることもほとんどなく続けることができました。
工事現場を通るドライバーさんや通行人にから怒鳴られたり罵声を浴びたりすることもありましたが、人間の性というか本性を垣間見る機会も少なくなかったことから、こんなことさえも得難い経験をすることができたと喜んで?います。
いきなり何を書いているの?と不信に思われますね。でも、こんなことも日記代わりに記録をしておかないと、私がいなくなったときに、あの時父親は何を考えていたのか知る術もないでしょうから、これも子ども達へのメッセージとして残しておきたいと思ったので、雑感風に書き始めました。
何事も好き嫌いが選択の基準になっていますが、心地よい環境、納得のいく場で仕事をするということが如何に大切なことか子ども達にも知ってもらいたいと思っています。
飽くまでも自分主義を貫いて生きたいと思っても世の中のしがらみの中ではそうもいかないことが多々ありますね。それでも自分は自分と割りきって好きなことをとことん追求することができれば、八方美人になる必要もありませんし、周囲の人々とのつき合い方も相手次第でいいのだと思えてきます。大体がお互いの言動というものは、互いの行動や言葉が一枚の鏡のように映し出されているものだと思えば腹が立つこともなければがっかりすることもないですからね。
冒頭に掲げたスペイン語はまさに現在の私の心境に一致するものです。この句、数年前にFACEBOOKで知った言葉ですが、先日、過去の思い出として再登場してきたうえに、今日で警備のバイトもひとまず休止という区切りでもあることから、こんな雑文になってしまった次第です。
どうでもいいことですが、これも我が子への置き土産です。お許しいただきながら読み流してください。