落ち穂ひろいmini★chepa

subírsele a la chepa

敬意を払わない (perderle el respeto)

 今回は chepa 「せむし、猫背」の成句です。聞きなれない単語ですし、この表現はすっかり忘却の彼方だったので取り上げました。
 数年前にアメブロ「スペイン語ぽこあぽこ053 subirse a la chepa」 (2019.08.07) で触れたことがあります。以下は、その時の私のコメントです。

 この表現は “Derecho a soñar” で初めて出会ったものだと思いますが、subirse a las barbas と同義「(人)に対して礼を欠く、を侮る」だろうなとピンと来るものがありました。これもドラマを通して口語表現を学ぶ面白さの一つなのですが、ある程度当たりをつけることが少しずつですができるようになってきているのかなとも思っています。
 実は barbaを使った成句の方がずっと以前から馴染みがあったものですから表題の成句も旧知のようにさえ思えてしまうのも映像の力によるものなのでしょうか。

 随分と横柄な書き方だと反省しています。「ことばの海」をゆくという思いが私にとっての初心です。この気持ちを忘れることなく、日々、ドラマを通じてスペイン語を学んでいきたいものです。

– Has sido muy valiente con un empleado.
– ¿Qué es eso…?
– ¡Eh, eh! ¡No!
– ¡Puto pijo de mierda!
– Vamos a ver, si nosotros estamos contigo. Si alguno se te sube a la chepa, tienes que utilizar mano dura.
– Claro, pero sin pasarse.
– ¡Joder!
– No hay que pasarse. Si te pasas…
– ¡Hostia!
– Claro, y la mano dura hay que ablandarla.
– ¡Eh, socorro, eh!

– “4 ESTRELLAS” T1-E058 (29:55)

*mano dura 《話》(懲罰・待遇・指導上の)厳格さ、厳しさ