落ち穂ひろいmini★ Bienvenida al club.
僕も(そう)だ
これは、英語の Join the club. をそのままスペイン語にしたような表現です。英語原文を直訳的に表現するのは私たち日本人のお家芸にようなものですので、あまり違和感はありませんが、異国ではどうなのでしょうか。スペイン語愛好者としては、このような用例は大歓迎です。英語を下敷きにしたような表現で、英語なら Welcome to the club. あるいは Join the club. でしょうか。
私にとっては Join the club. の方が言いやすいですし、Me too. 「僕もだ!」という気持ちはこれで表現できるものですから、「同感」していただけると幸いです。
-Creo que no soy capaz de moverme -gimió ella.
-Bienvenida al club.
-Y también me muero de hambre -confesó-. ¿Por qué no pedimos algo para cenar? De esa manera sólo tendremos que movernos hasta el teléfono.
-Day Leclaire “Besos en llamas” (HARLEQUIN 684) pp.106-7
因みに上のシーンに次のような言葉のやり取りが続きます。これも備忘のために記録しておきます。
というのも、同書に Somos los dos. が二度も出てきたのに、メモをしないまま放っておいたものですから、すぐに拾えません。この種の本は再読するようなものではない(作者には失礼ですが)と思ってしまうものですから、出会った時が吉日、拾い損ねたら次のチャンスを待つという姿勢を堅持したいと考えています。能書きはこのくらいにしておきましょう。
-Y no vamos a repartir la piedra, ¿recuerdas? Los Dante os vamos a pagar vuestra parte. Traería mucha mala suerte partir Azufre.
-¿En serio? -preguntó curiosa-. ¿Por qué?
-Según la leyenda, Azufre sólo se puede partir si…
-¿El infierno se congela? -enarcó una ceja.
Él sonrió ante el juego de palabras.
-Casi. No, según la leyenda, Azufre se debe partir por su propia cuenta. Y por lo general, los diamantes no hacen eso. No sin un poco de ayuda.
-ibid.:134
「地獄が凍りつく」というのはあり得ないということですね。日本語の「天地がひっくり返っても(あり得ない)」 even if hell freezes over に近い発想となります。
スペイン語でもこのような言い方をするのでしょうか。私にとってはこれも愉快な言葉遊びの一例なので、蛇足として引かせていただきます。